COVIDー19によりイベントの開催手法は大きく変化しオンライン配信が急激に進化し活用されるようになりました。今後どのように変化・進化していくかは、大いに期待しています。これらの進化に伴いイベントの開催はリアルに集まる場をつくる「リアル開催」と配信のツールを活用した「オンライン開催」のそれぞれの特徴を理解しイベントの目的や効果によって、この2つを使いわけもしくは併用・並行させる、いわゆる「ハイブリット開催」の時代にと突入していくことは必然です。
「ハイブリット開催」というと、リアルで開催しているイベントやセミナーをそこにカメラや配信機材を用いて、同時にオンライン生中継での配信をすることが多いのではないでしょうか。しかしそれだけがハイブリット開催ではありません。例えば、リアルの場では収録だけをして、編集・加工した後に、後日配信をすることが効果的な場合もあります。こうすることで重要なキーワードをテロップ挿入したり、英語のスピーチに日本語字幕を加えることも可能です。またリアルでのセミナーは90分~2時間程度の開催が多く見られますが、オンラインで長時間にわたって画面を見続けることは、集中できなる可能性があります。むしろ伝えたい事を、ダイジェストとして短くテンポよく編集することも大切な選択ではないでしょうか。
オンライン配信に欠かせないのはハイスピードで安定したインターネット回線の提供です。いままではフリーのWi-Fiを提供するだけでよかったのかもしれません。ここまでオンライン化が進むと、映像機器や音響機器と同様に、LAN設備の充実が他施設との差別化になる時代に突入しました。単に有線LANの有無だけでなく、どの程度の配信スピードが用意されているのか。また複数会場の提供をしている場合は占有できるのか、などスペックの説明が必要になっています。
COVID-19 への対策もあり、現在進化している技術として、AIカメラや非接触操作をはじめ、VRやxRなどの没入感を醸成する映像技術や演出などが挙げられます。こうした技術をイベント制作側の視点とイベント施設側の視点からもユーザー側からの開発サポートもしていきたいと思います。
これだけは知っておこう
イベントバンクパートナーズ TOPページに、前野のコラム第2弾が掲載されています。
「これだけ知っておこう」と題し、会場選定や下見について、具体的にご紹介しています。
是非、ご覧ください。
https://partners.eventbank.jp/column/06.do
注意すべきポイントを知ろう
日本全国のイベント情報を提供する「イベントバンク」が、 新たにイベント関連企業を紹介するサイト「イベントバンク パートナーズ」をオープンしました。
そのトップページにコラムを掲載しています。 社内イベントのアウトソーシングを考える際には、どんな事項を検討すべきなのか、どのようにイベント制作会社とのコミュニケーションをとれば成功へと導けるのかを解説しています。 是非、ご覧ください。
https://partners.eventbank.jp/column/01.do
社内行事の担当者になったらやるべきこととは
「第24回国際ミーティングEXPO(IME2014)」の特別講演講師として登壇。「失敗しない社内行事の企画・運営のノウハウ~もしあなたが社内行事の担当者になったら~」をテーマに、第一に成功の定義を共有することからスタートすること、課題をいかに理解するかについて解説。進行スケジュール、会場選定、コストの考え方についてポイントを説明しました。
企業イベントへの取り組み 最大限の効果を引き出すためには
MICE塾 4期第11回目の講師として登壇。社内イベントを企画する際に「なぜ、そのイベントが必要なのか」というテーマを自社分析から見つけ出し、具体化するケーススタディを実施。弊社での事例もご紹介しながら、効果的なイベント企画のヒントをお伝えしました。
※MICE塾は一般社団法人日本ホテル教育センターが主催するMICE人材を育成するためのプログラムです。
効果的にMICEを開催できる施設に求められるもの
MPIジャパンの2014年9月度セミナー講師として登壇。効果的にMICEを開催できる施設に求められるものを施設運営者・主催者・来場者の3者の視点から解説しました。必要不可欠なインフラの整備や顧客を理解するという姿勢から、 バランスの良い施設とは何か、理想の運営とは何か、その在り方を考えるなかで、生き残るMICE施設のヒントを探る内容となりました。
ビルイン会議室とホテルの使い分けとは
CBN-JPコンファレンスビジネス事業化研究フォーラムのパネリストとして参加。「成果を期待する会議や研修ならばそれは正しい施設の選択から始まる」をテーマとしたフォーラムで、イベントプランナー、サプライヤーの2名とともにイベントプランナーであり施設運営者でもある立場として、都内にふえてきたビルインの貸し会議室とホテルの使い分けについて、双方のメリット・デメリットや課題を抽出しました。
MICE施設の利用率上げるヒント
MPIジャパン2013年5月度セミナー講師として登壇。直接主催企業からイベントを受注するスタイルでイベントをつくってきたノウハウと、施設運営・コンサルティングの経験の2点から、MICE施設管理者へのアドバイスを行ないました。「詳細で実態と違いのない図面の提供」、「搬入条件の明確化」のほか、施設の強みと弱みをプランナーに伝えることで会場のミスマッチを減らせることなどを伝えました。